巨人・原監督　トレード獲得の広岡は岡本級「右の大砲」 田口には「打倒巨人軍で来い！」

　この日、意を決して電話をかけた大久保氏が「番組内でトレードの経緯を伝えたい」とお願いすると、原監督は「デーブ、お前さんならいいよ。ちゃんと伝えてあげなさい」と快諾。トレードについてはまず「プロ野球選手は「個人事業主である」とした上で、「（田口は）巨人軍でも非常に活躍してくれた。ただここ１、２年、先発なのか、中継ぎなのか、持ち味を出し切っていない」と冷静に現状分析。「（一方で）巨人軍は先発、中継ぎ、抑えが確立されてしまっているチーム状態だ。どこかチャンスはないかな」と自軍の外に働き場を探していたことを明かしたという。

　またトレード発表後に田口から電話であいさつを受けた際のエピソードも取って出し。「よし、田口。お前は��打倒巨人軍�≠ナ来い！　我々巨人軍は��打倒田口�≠ナいくぞ」と若大将らしい熱い言葉で送り出したことを大久保氏に披露した。

　一方で今季年俸７０００万円（推定）の田口と��格差トレード�≠ニの声も上がる広岡については、意外なほどのビッグな期待を語ったという。原監督は「巨人軍には右の大砲が岡本和しかいないんだ。（坂本）勇人にしても、本塁打はたくさん打つけれども岡本和のような打者ではない。そういう中において、広岡にはものすごい可能性を感じているんだ」とスラッガーとしての素質に夢を膨らませていたという。

　開幕を間近に控えた中での同一リーグ間のトレードはファンを驚かせたが、大久保氏は「こういうトレードがあるからこそ選手が生きてくる」と両球団の決断に賛同した。

3/2(火) 0:16
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