中日 巨人に３連敗で自力Ｖ消滅　与田監督「いちいちそういうことを考えても意味がない」

　今季７５試合目で早くも自力優勝の可能性が消滅した。巨人に３連敗を喫し、借金は再び９。与田剛監督（５３）は
「まず自分たちのチームがどういう形で結果を残すのか。僕の責任もいろんなものがある。まだシーズンは終わっていないので、
いちいちそういうことを考えても意味がない。最後まで全力で戦うだけ」と前を向くしかなかった。

　先発のロメロが大誤算だった。２回２死満塁から坂本勇に１５５キロの直球を完璧に捉えられ、グランドスラムを献上。
さらに今季１２試合目でワーストの７四球では試合を作れず、４回４失点で降板した。
「ブルペンでは調子良かったんだが、試合でばらついてしまった」とがっくり。特に坂本勇には今季３本目の本塁打を浴びるなど
“天敵化”しており「いつも打たれている選手に打たれて悔しい。反省しないといけない」とうなだれた。

　前半戦最後の９連戦が始まったが、３戦続けて先発が５回持たずにＫＯ。指揮官も「（巨人のような）こういう
打線のいいチームに簡単ではないが、打たれる前に必要以上に考えてしまった。長打力のある打者に過剰になってしまう。
ここは精神的なものなので、いかにそこを無くしていかないといけない」と分析した。

　追い打ちをかけるように悪夢は続く。勝ちパターンを担うロドリゲスが、試合前にでん部の張りを訴え都内の病院を受診。
試合後に姿はなく宿舎で静養したもようで、与田監督は「（出場選手登録を外れる）可能性はあります」と話した。

　５日は３連勝で波に乗るヤクルトを準地元の浜松で迎え撃つ。崖っぷちの竜が、ホームで反転攻勢に出る。

スポーツ報知
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