中日ドラゴンズ９年ぶりの優勝へ　６月１９日開幕に与田監督、大島洋平選手は

新型コロナウイルスの影響で延期されていたプロ野球の今シーズンの開幕日が６月１９日に決まりました。
中日の与田剛監督は２５日、「やっと開幕日が設定されたという安ど感とともに、
本物の緊張感も生まれてきた」と開幕に向けて気持ちを引き締めていました。

中日は、開幕に向けて調整のペースを上げ、５月２１日からは、ナゴヤドームで１軍の選手を２班に分
けた練習を行ってきましたが、２５日は、野手全員が１度に参加して、試合形式の練習を行いました。
選手たちは１軍のピッチャーが投げるボールを打ち、久しぶりの実戦的な練習に充実した表情を見せていました。
２５日の練習後、プロ野球１２球団の代表者の会議で、今シーズンの開幕日を６月１９日とすることが決まりました。
当面は観客を入れずに試合を行い、各チーム当初より２３試合少ない１２０試合の実施を目指すということです。
これについて、与田監督が取材に応じ、「これまで明確な目標がなくどこに合わせたらいいのかという不
安もあったので、やっと開幕日が設定されたという安ど感とともに、本物の緊張感も生まれてきた」と話しました。
その上で、今後は紅白戦や、６月２日から行われる予定の他球団との練習試合など実戦の中での調整を
中心に開幕に備えるという方針を示した上で、「まずは試合勘を取り戻させることと、試合を戦う体力がま
だないと思うので試合で選手の体の状態を確認していきたい。開幕まで１か月を切る中で満足のいく調整
はできないかもしれないが、それは１２球団すべて同じ条件なので、限られた中でもしっかりと選手の状態
を見極めていきたい」と気持ちを引き締めていました。

また、ベテランの大島洋平選手は、「開幕が決まらずいつ始まるのかなというモヤモヤした気持ちもあったの
でよかった。体はできているので実戦感覚を取り戻せるように調整していきたい。これからプロ野球全員で、
スポーツ界を引っ張っていきたいと思っているので、応援してほしい」と話していました。